9月20日 出荷開始「黒どぶ×協会1801号」のご案内
酒田醗酵では、最古の協会酵母である6号(601号)から18号(1801号)まで5種類の酵母を使用して、
酵母の歴史を辿り、 毎月味の変化を楽しむという 超マニアックな企画 を立ち上げました。
それが「黒どぶ × 5つの酵母」シリーズです。
第5段「黒どぶ×協会1801号」を2024年9月20日に出荷開始いたします。
濃醇な味わいと、協会1801号酵母の香りがマッチした、新感覚の黒どぶをこの機会に是非お楽しみください。
「黒どぶ × 5つの酵母」シリーズの在庫状況です。
おかげさまでご好評いただき、一部メーカーの予備分を残すのみとなりました。誠にありがとうございます。
・黒どぶ×協会601号 完売
・黒どぶ×協会701号 メーカー予備在庫のみ
・黒どぶ×協会901号 完売
・黒どぶ×協会1401号 メーカー予備在庫のみ
それぞれどんな味がするのかなど、気になる点がございましたら弊社までお気軽にお問い合わせください。
酵母の特徴(協会1801号)
協会1601号と協会9号の交雑により作出選抜されて平成18年(2006)から頒布されています。まろやかな味わいと華やかな香りのお酒になりやすい酵母です。
主な特徴:酢酸イソアミル及び、カプロン酸エチル高生産性(1601号の40~50%増)、発酵力が強い、酸度が少ない(1601号並)など
杜氏より
いつもありがとうございます。酒田醗酵/杜氏の木崎です。
今回の企画「黒どぶ×5つの酵母」は、協会酵母の歴史を辿る初めての取り組みでした。
初めて使用する酵母の特性を知ることで、今後の製造における可能性が大きく広がりました。
これを今後の商品づくりに活かすことでどぶろくの楽しみ方も一層広がるのではないかと期待しています。
ご購入いただいた皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
酵母違いの企画は今後も継続していければ幸いです。
製造については「1801号酵母は単独使用では酸度が低く、カプロン酸エチルが過剰で、グルコース量が少ないと味に幅が出ず、
薄い酒になりがち」と評価されました。
しかし未濾過でお米の旨味や甘みがしっかりと味を支えている濃厚などぶろくとも相性が良いのではないかと考え、
お米の旨味の上に華やかな香りが調和することを狙い、もろみの温度管理や追水のタイミングを普段と変えて製造に取り組みました。
社内で試飲した感想
・お米の旨味の上に華やかな香りが調和している
・優しい香りが印象的な一方でどぶろくの味わいが力強いため物足りなさは感じない
・酒田醗酵の中では「フルーティー」な部類に入る