どぶろくについて

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保存方法
どぶろくは要冷蔵(10℃以下)で保管してください。
開栓後はお早めにお召し上がりください。

どぶろくの開栓方法
開栓の際には吹きこぼれの恐れがありますのでご注意ください。
① [ガス抜き]キャップをゆっくり、ゆっくり緩めて瓶内のガスを抜く
[天地返し]キャップを閉め、瓶をゆっくり天地返しして、もろみを混ぜる
 ※ ①〜②を数回繰り返して、もろみが混ざると飲み頃です。

賞味期限
どぶろくや清酒に賞味期限はありません。
当社ではお客様が安心してお買い求め頂けますよう、蔵出し年月を表示しています。
未開封・10℃以下の冷暗所で1年程貯蔵しますと固形物が溶けて、よりマイルドな味になります。

冷凍はお勧めしておりません
冷凍をするとビンが破損するおそれがあり、水とアルコールが分離しますのでお勧めしておりません。
もし冷凍されている場合は、解凍後に分離している水とアルコールを念入りに混ぜてからお楽しみください。

火入れ(加熱処理)
美味しい状態をキープして、保存可能な期間を長くするため
酒田醗酵のどぶろくは火入れをして出荷しております。
そのため発酵もストップさせております。
年に1回、火入れをしない生のどぶろくを限定数生産しております。
賞味期限は20日程度になりますが、
ご自宅のビンの中でも酵母がふつふつと生きていて、毎日変化していくどぶろくをお楽しみいただけます。
 
 
もっと知りたい。どぶろく。
そもそもどぶろくってどんなお酒?にごり酒との違いって?
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「どぶろく」と「にごり酒」
どぶろくは、酒税法の分類上その他の醸造酒になります。
にごり酒とは性状がよく似た酒で、原料と製法は同じですが、
どぶろくは酒税法で醪(もろみ)を濾したり搾ったりしてはならないことになっています。
又、上澄みだけの販売も認められておりません。
このため清酒とは別の酒として分類されています。

にごり酒は酒税法の分類は清酒になります。
清酒を上槽(もろみをしぼる)する際、在来式の酒袋と槽を用いると初期に白濁した清酒が出てきます。この清酒は数日間放置するとタンクの下部に白濁が沈下し澄んだ上部の清酒を取り出す(おり引き)と濁った「おり酒」と称し少量ながら販売されています。
しかし最近は機械化により自然に発生する、おり酒が少なくなったため意図的ににごり酒を製造する方法が普及しています。製品のおりの量を増やし、又その粒子を細かくするため醪の中に水中ポンプを沈め数日間撹拌し回転節でにごりと酒粕に分離します。又は清酒と調合したものがあります。

どぶろくの酒造免許の種類
弊社は一般免許にあたる【その他の醸造酒(濁酒)】の製造免許を取得して
どぶろくを専門で作っています。
免許の種類 免許の要件
一 般 免 許 ・年間6kl(720ml × 8,300本)以上生産
・全国で7場
特 区 の 免 許 ・生産量に下限なし(720ml、1本でも)
・自分で生産した米を使用
・どぶろくを作る設備・場所がある
・飲食を提供する場所がある
・全国で約170場

どぶろくの歴史
 昔、明治・大正・昭和の25年頃まで全国各地で密造酒、いわゆる『どぶろく』が作られてきました。当時清酒の値段は醤油の10倍と高く庶民には高嶺の花でした。しかし、どうしても飲みたいと税務署に隠れてでも作りたい・飲みたいという人が現れ全国各地でどぶろくの名人が誕生し税務署との熾烈なバトルが繰り広げられたと伝えられています。
 当地方ではどぶろくの事を、白く濁っていることからヤギの乳と呼んでいたそうです。税務署の取り締まりの時には、これはヤギの乳だと言い張ったとか、又ニオイを消すためにトイレの床下に隠したとか、取り締まりは相当厳しかったと聞いております。
  昭和30年代国民生活が豊かになり、いつしかどぶろくは世の中から消え去りましたが小泉内閣の構造改革で地域振興のためどぶろく特区を設け免許が取りやすくなりました。全国各地に200ヶ所位の特区が誕生し味を競い合っています。
いわゆる公認の密造酒が誕生した訳です。
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満月の夜、
月明かりを頼りにどぶろくを造っている狸と狐 

酒田醗酵株式会社
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